【所信】

 

2022年度理事長 船木祐

はじめに

長引くコロナ禍の中、我々の生活は、様々な制約の中での行動を余儀なくされ、経済活動においても大きな打撃を受けることとなりました。
あたりまえだと感じていた日常を根本から覆され、これからの社会は、これまでの常識と新たな常識が混在し、否応なく変革が求められる時代となるでしょう。
この厳しい状況だからこそ、青年会議所の原点の想いを今一度見つめなおし、戦後荒廃の中我々の先人たちが、豊かな社会を目指して市民運動の先頭に立つ覚悟をもち、行動に移していったように、今我々も行動していかなければなりません。未来へ紡いでいくために、斬新な発想で失敗を恐れず、困難に立ち向かっていくことこそ今必要ではないかと感じます。
あきたに住み暮らす人々が夢を語り、次世代の人々が笑顔でいられるように、今、我々が新時代を切り拓いていく責任世代として、一歩踏み出そうではありませんか。

情報化社会で生き抜く青少年の育成
近年、情報化が急速に発展したことで、自分の意思に関わらず人々は多くの情報を得ることができるようになりました。その結果として情報に流され、不必要に不安やストレスを抱えてしまうこともあります。また誰もが気軽に情報発信できるこの社会においては、自分が得た情報の真偽について確かめる必要があるにも関わらず、情報を鵜呑みにして行動してしまう危険性もあると私は考えます。これからは、一人ひとりが自分の基軸をもち、あらゆる情報の中で取捨選択をできる判断能力を養い、この情報化社会を生き抜いていく青少年の育成を目指します。

誰一人取り残さない社会の実現
我々秋田青年会議所は、SDGsを推進するために、個々が学び、地域住民一人ひとりに知っていただく運動を展開してきました。この運動をさらに推進し、2030年までに達成を目指すゴールに向かうためには、持続可能な開発目標 SDGs17分野の様々な課題の中で、自分に出来ることを考え、身近な行動を積み重ねていく必要があります。
そして個々人が、日常の生活の中で行動に移すことのできる仕掛け作りこそが、今必要なことだと考えます。
一つひとつの積み重ねが、あきた、日本、そして世界へとつながります。誰一人取り残さない社会の実現を、このあきたの地から目指し、運動を展開します。

会員の研鑽と資質向上
我々は、地域と共に育ち、地域の人々の支えで、住み暮らしています。そして責任世代となった我々は、その地域を牽引し、より豊かで住みやすい、魅力的な地域づくりをしていく義務があると思います。しかし自己の研鑽をしないまま、たとえ誰かのために行動しようと考えても自分の想いを実現することはできないでしょう。
青年会議所は、様々な成長の機会を提供してくれる団体です。青年会議所という学び舎の中で、まずは自己の研鑽をし、会員一人ひとりの資質を向上させる活動を推進します。
そして会員一人ひとりが、他を想う気持ちと力強い信念をもった人財へと成長することを目指します。

会員の拡大
時代の流れと共に、青年会議所の在り方も変化してきております。40歳までという限られた期間における学びの中で、より多くのことを次世代へ紡いでいくために、会員の拡大はもちろんのこと、いかに若い年齢で会員として招くかという点についても、青年会議所として重要視していかなければいけません。入会しなければ出会えなかった魅力ある方たちと、業種も年齢も越えて目的を達成していく貴重な経験は、他では決して経験できることではありません。このことを既に会員である私たちが、経験則から語り伝えていかなければならないのです。
青年会議所の魅力をより多くの青年に伝播し、会員拡大につながるよう努めてまいります。

創立70周年を迎えるにあたり
一般社団法人秋田青年会議所は本年創立70周年を迎えます。これまで数々の運動を展開するにあたり支えていただいた関係各位、先輩諸氏に感謝し、脈々と受け継がれてきた伝統を守りながら、これからの運動指針を地域の方々へ発信してまいります。
そして、責任世代として、個人と行政の間に立ち、様々な課題に対しアンテナをはり議論を重ね、地域コミュニティーの中で信頼される団体になるために、邁進してまいります。

結びに
私が日頃から大切にしている言葉で、
「過去から学び、今日のために生き、 未来に対して希望をもつ。大切なことは、何も疑問を持たない状態に 陥らないことである。」という言葉があります。
いつの時代も困難な壁はあり、一つ一つ、向き合い解決の糸口を模索し、もがきながら秋田青年会議所はあきたをよくしたいという想いを先輩諸氏たちが紡いできました。その想いの先には人財という宝があり、5年後、10年後もきっとなくなりはしないと思います。
創立70周年を迎える本年も、大きな壁を乗り越え未来へ紡ぐために、青年として「英知・勇気・情熱」のもと邁進してまいります。

10月例会

10月29日に10月例会を開催いたしました。

 前回に続き金沢工業大学が開発したSDGsアクションカードゲームを用いましたが、内容はより具体性を高め日本が抱える課題、秋田が抱える課題をトレードオフテーマとして設定しトレードオフ解消、課題解決のためのアイデアを全員が出し合いディスカッションしました。

 ゲーム参加者一人一人に与えられた「資源」には、直面する課題には一見全く関係無く結び付くことがないように思うものがありますが、しっかり考えて絞り出したアイデア、または直感的に閃いたアイデアの中にはなかなか興味深いものがありました。


我々青年経済人としても積極的にSDGsに取り組むことによって、地域貢献とビジネス発展の両輪で秋田を活性化していくことが出来ると感じる例会になったと思います。

11月例会 

一般社団法人秋田青年会議所11月例会は「若年女性の定着しやすい環境を考えよう」をテーマに研究発表会とグループディスカッションを実施しました。

その結果を皆様にご紹介させていただきます。

例会実施の理由としましては、あきたでは若年女性の流出が著しいことが問題となりつつあるためです。また、若年女性に関するあきたの抱えている課題を分析し、定着しやすい環境を検討する必要があるためです。

グループディスカッションの結果を集計致しましたところ

あきたでは「自由になる金銭」が多いことをアピールするという意見が多かったです。

この場合の「自由になる金銭」とは可処分所得から基礎支出を引いた額のことを示します。

  • 可処分所得=収入-税金-社会保険料
  • 基礎支出=食料費+家賃or住居費+水道光熱費

あきたでは都市部と比べて、生活をするために最低限必要な支出(基礎支出)が少ないため、自然と自由になるお金が多いことを、若年女性を含むあきたの若者に周知すべきです。

都道府県の平均年収  ランキング 秋田県44位

可処分所得-基礎支出 ランキング 秋田県19位

自由になる時間が多いのもあきたの特徴です。都市部の会社では通勤時間に1日3時間程度かかる人も多く、その時間的なロスや疲労は大変な損失です。

これからはインターネットやリモートワークを活用し、あきたに住みながら他の地域の仕事をする「地産外商」を積極的に行うべきとの意見もありました。

大消費地との距離が遠いといった地理的ハンデを、克服できるかもしれない5Gに代表される次世代通信技術に期待を寄せています。

例会を終えて、一般社団法人秋田青年会議所では若年女性の定着に資することが、未来を担う青少年の育成やあきたの発展に繋がことを確認致しました。

秋田県選挙区第49回衆議院議員総選挙(2021年)立候補予定者の考えを聞こう!

秋田県選挙区第49回衆議院議員総選挙(2021年)立候補予定者の考えを聞こう!
この度、当ブロック協議会では選挙という未来選択の機会により多くの方に参加してもらう事を目的として、秋田県選挙区第49回衆議院議員総選挙の各立候補予定者の考えをYoutubeにて公開しています。

9月例会

9月21日(火)に9月例会を開催致しました。新型コロナウイルス感染症の拡大状況を鑑み、会場参加とウェブ参加(ZOOM利用)のハイブリッド形式で実施しました。
 9月例会では、「自立を支える褒め方と叱り方」というテーマの下、子供の自主性・主体性・自己肯定感を育む子育ての実践へつなげるため、親の褒め方・叱り方による子供への影響と適切な方法をワークショップ形式で学びました。
 ワークショップの中では、褒め方・叱り方それぞれについて、具体的な場面設定がなされた例題を用い、子供にどのような言葉をかけたらよいかを各自で検討し、グループに分かれて回答発表や意見交換を行いました。グループでは白熱した議論や、個性的な意見が出され、大変興味深いものがありました。
 成果よりもプロセスを褒める、具体的に褒める、理解を示して叱る、理由を説明して叱るなど、日常繰り返される声のかけ方に注意すべき多くの点があることを学びました。
また、例会で学んだ褒め方・叱り方は上司と部下など仕事上の関係にも応用でき、お子様がいらっしゃらないメンバーにとっても、良い学びの場になったものと思います。
 結びになりますが、今回ご参加いただいた皆様に心より感謝申し上げます。

2021年度9月臨時総会

2021年9月14日秋田キャッスルホテルにて9月臨時総会が開催され、2021年度の補正予算などの財務についての審議が執り行われました。今年度も残り少なくなって参りましたが、最後まで会員一丸となってJC運動・活動を行っていく事を改めて確認出来ました。
 本総会では、次年度の人事に関する審議も執り行われ、次年度の理事長候補者や理事候補者が決まり、来年に向けてのスタートを切ることが出来ました。次年度もワンチームでJC運動・活動を行っていきたいと思います。
また、今回の総会は初の試みとなる現地とWebを利用したハイブリッド形式で、開催されました。現在も続くコロナ禍の中で一人ひとりが参加できる環境を作り、慎重審議を行いました。例年とは違う総会になったのではないかと思います。まだコロナ禍という状況は続きますが、会員が一丸となり今後もあきたをより良くするべく尽力していきたいと思います。

8月例会

2021年8月20日(金)アトリオンにて8月例会が行われました。
 例会の内容として、「本音で、ハシゴ酒」というタイトルの動画を視聴し、6人1グループとなって「マシュマロチャレンジ」「ブレインストーミング」を行いました。
 今回の例会を通じてメンバー同士のつながりを深くすることができ、今後のJC活動・運動にJCI秋田が今まで以上に一丸となって進んでいけるようになれたと思います。
当日はWebによるオンライン参加も行っていたためより多くのメンバーにJAYCEEの魅力を伝えると同時に新たな魅力の発見ができた例会となりました。
 最後になりますが、8月例会にご参加いただいた皆さまに心より御礼申し上げます。

7月例会

7月例会では、2022年度の理事長当選者の船木祐君が紹介され、これからのJCI秋田への熱い想いのこもったご挨拶をお聞きし、次年度もより強い絆で活動・運動を行っていけるものと確信しました。
結びとなりますが、コロナ禍において、遠方での開催にもかかわらず多数のメンバーの貴重なお時間をいただいて、ご参加・ご協力を賜りましたことに、この場をお借りして心より厚くお礼申し上げます

6月例会

昨年来のコロナ禍で公私共に様々な制限のある中でありますが今回6月例会は実際に集まる形式での実施となりました。
 今回はSDGsとは何かを知ってもらうという趣旨でその入口としてゲーム形式で学ぶ内容でした。
 この例会では様々なアイデアが出ました。会員一丸となって諸問題に取り組み、解決に一歩一歩進めることが出来る事を感じた例会となりました。
 結びとなりますが、今回ご参加いただいた皆さまに心より感謝申し上げます。

5月例会 動画配信(期間限定・視聴無料)

5月例会『自立を支える子育て~明るい未来へ導ける親になろう~』の動画を配信致します。

配信期間:5月21日(金)17:00~5月24日(月)17:00

上記期間に限り視聴可能です。ご視聴は無料です。

こちらのURLよりご覧ください。

https://youtu.be/CfztvMO56DY

また、動画ご視聴後、よろしければアンケートにもご協力ください。https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfrbPlTZwwz6cOEO2UpUwp8T8pJiTNLZF5s7lc-Ci3R4M2aBQ/viewform?usp=sf_link