社団法人秋田青年会議所(秋田JC)2009年度ホームページ
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【秋田JCの取り組み】
2010年度(社)秋田青年会議所では、環境汚染が世界的規模で社会問題となっている昨今、美しい地球を次世代へと繋ぐ為には、各地域において環境保全運動を通じて環境意識の向上を図る事が必要と考えました。
当青年会議所の6月例会において、環境教育の第一人者である立教大学教授(日本環境教育学会会長)の阿部治先生を講師としてお招きし、新たな環境教育の概念である持続可能な開発の為の教育:ESDを学びました。講演では、環境教育を通じて人々がコミュニケーションを図り、地域へ誇りを持つ事がこれからの環境保全には必要だと言う事をご教示いただきました。
そこで、環境行動推進委員会では、次世代を担う子供達と一緒に校庭で芝生を苗から育てるという「生きた教材を用いた環境教育」の事業を実施しました。この事業は、自らの手で育てた芝生の上で学校生活を送り、自然や命の大切さを学ぶ事と同時に、児童はもとより教諭、PTA、近隣住民そしてJCメンバーとで芝生育成のコミュニケーションの中から地域への誇りを芽生えさせる事などをトータルに考え実施されました。

芝の植え付け芝の植え付け芝の植え付け

芝生の効果
芝生化には環境教育の他に、緑化がもたらす効果として、地温上昇抑制効果、CO2削減、砂ぼこり抑制、外で遊ぶ子供が増える事や、裸足で遊んで転んでも痛くない事、心身成長効果、地域コミュニティー形成など様々な効果が報告されています。

実施施設

方法
ポット苗方式と呼ばれる今までの芝生化より経費の掛からない方法を採用し、洋芝のバミューダグラスの一種のティフトンと言う摩擦や踏み付けに強い品種を使用しました。校庭と言う特性上、「芝生養生中につき立ち入り禁止」などの制限をしなくても良いのもメリットです。さらに秋に冬の寒さにも耐えられる品種のケンタッキーブルーグラスを追加しました。
詳しい維持管理に関してはコチラをクリック→ティフトン芝の維持管理

実施内容
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・ポット苗の植え方はコチラをクリック→ポット苗移植方法

ポット苗植えと冬芝の種まき以外にも、定期的に散水、施肥、芝刈りを行ないました。
小学校が夏休みの期間は、スポ小の児童や学区内のコミュニティーセンターに集まっている児童と先生方、PTAの方々とJCメンバーが一緒になって芝生の手入れを実施しました。

それぞれの生育過程や詳しい実施内容については、秋田JCホームページ内のブログに掲載していますので各校のバナーをクリックして下さい。
http://www.akitajc.jp
緑のじゅうたん育成日記 緑のじゅうたん育成日記 緑のじゅうたん育成日記

学校行事
港北小学校では学校行事の一環で、PTAによる「ひとり一役運動」にも取り入れてもらい地域住民全体で芝生の手入れを実施。秋田JCホームページ以外でも、自校のホームページでも芝生の様子を掲載して頂きました。 →港北小学校の写真へ

川尻小学校では、1年生と2年生の生活科の授業の題材としても取り入れて頂きました。かしわっこランドと名づけられた芝生のある中庭で、9月には「芝生の上でお楽しみ会」と題して芝生の上でダンスをしたりお菓子を食べたりと、自らの手で育てた芝生の良さを体感しました。 →川尻小学校の写真へ

旭南小学校では全校生徒(約400人)とPTAによる大規模な苗植えを実施しました。その後も当番制で芝生の手入れをし、授業の中で作文などを書いて頂きました。また、先生方にも積極的に手入れ作業に参加して頂きました。10月には6年生による冬芝の種まきを実施し、その際には、不要になったプランターの土を再利用し目土(追加で土を入れる事)して頂き、芝生に対する愛着も月を重ねるごとに増して行きました。 →旭南小学校の写真へ

【芝生の成長】
<港北小学校>

移植前
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移植日
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約2週間後
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約4週間後
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約6週間後
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約7週間後
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約9週間後
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約11週間後
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<川尻小学校>

移植前
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移植日
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約2週間後
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約4週間後
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約6週間後
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約7週間後
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約9週間後
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<旭南小学校>

移植前
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移植日
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約1週間後
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約3週間後
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約5週間後
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約6週間後
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約8週間後
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児童による絵画
各学校の児童に、自らの手で育てた芝生の絵を描き表現すると言う事で、芝生に対する愛着及び自然を大切にする想いをより大きくしてもらう事を目的として絵画を描いてもらいました。
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港北小学校絵画展はコチラから
川尻小学校絵画展はコチラから
旭南小学校絵画展はコチラから

各校の校長先生のことば
<港北小学校 校長 堀彦也先生>
青年会議所の皆さんからお話があった芝生の計画は、7月に入りようやく実現し、PTAの方々や4年生が中心となって植え付けが行なわれました。
今はすっかり根付き緑のジュータンが広がりつつあります。緑は気持ちを落着かせ、心をいやしてくれますね。冬芝の種もまかれ、1年中緑が楽しめそうです。

<旭南小学校 校長 渡辺一郎先生>
硬い土と石ころの広場が、芝生広場に生まれ変わりました。木の下など日当たりのよくない所はまだですが、来年はさらに緑が広がり、子供たちがその中で戯れる姿を夢見ています。青年会議所の皆さん、1年間ありがとうございました。

<川尻小学校 校長 田口隆先生>
子どもたちや教職員・保護者が、「“シバ”や“芝生”の役割と機能」に目を開くきっかけになった取り組みに参加できたことは意義深かったです。
次年度以降は、表面温度や日射量・放射線量なども測定し、校地内や周辺の他の場所のそれと比較して「“シバ”や“芝生”の役割と機能」を探究的にとらえる活動に発展させたいと思います。これからの取り組みが楽しみです。

秋田青年会議所 理事長 川口雅丈
芝生の生長と同じように生徒さんやPTAを始めとする近隣住民の方々、そしてJCメンバーの環境に対する思いも成長できたと感じることのできる素晴らしい事業でした。来年以降は、さらなる生長&成長を期待します。ご協力いただきました各校の関係者様に感謝申し上げます。

冬芝蒔き冬芝蒔き冬芝蒔き

あと書き
ポット苗方式によるティフトンでの芝生化は、秋田県内ではほとんど前例が無く気候的な適応度もぎりぎりのラインでした。また、業者の手が入らない民間団体と学校だけでの取り組みは県内初の試みでした。しかしながら、大方の予想を裏切り?ティフトンは元気に成長しました。ただ1つ問題点がありました。日当たりです。日当たりの良い場所のティフトンはぐんぐん成長しますが、少ない場所(具体的には木陰や校舎の陰となる場所)ではほとんど成長しませんでした。1日に5時間以上の日照時間が必要と考えます。冬芝はティフトンほど日照時間を必要としない品種なので、これからは冬芝の生長に期待したいところです。
初年度と言う事で芝生の生長にはうまくいった点・いかなかった点がありますが、芝生化を通じて児童や学校関係者、PTA、そしてJCメンバーのコミュニケーションも深まり、今まで土だった校庭が芝生になった事での学校に対する誇りも生まれた様に感じました。また、芝生の生長とともに環境保全に対するそれぞれの想いも大きく成長できたのではないかと考えています。
最後に、前例が無い取り組みに快くご協力いただきました港北小学校様・川尻小学校様・旭南小学校様、また関係者の皆様にこの場を借りて感謝申し上げます。
ありがとうございました。

(社)秋田青年会議所 環境行動推進委員会
委員長 菅原慎次郎

 

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