2022年 公開情報

理事長所信

各資料につきましてPDFファイルにてご覧いただけます。詳しくは下記をクリックしてご覧ください。
◆計画事項◆

組織図

スローガン

職務分掌

【委員会年間事業計画書】

事務・財政局

総務広報委員会

会員交流・拡大委員会

青少年育成委員会

会員研修委員会

70周年実行委員会

【所信】

 

2022年度理事長 船木祐

はじめに

長引くコロナ禍の中、我々の生活は、様々な制約の中での行動を余儀なくされ、経済活動においても大きな打撃を受けることとなりました。
あたりまえだと感じていた日常を根本から覆され、これからの社会は、これまでの常識と新たな常識が混在し、否応なく変革が求められる時代となるでしょう。
この厳しい状況だからこそ、青年会議所の原点の想いを今一度見つめなおし、戦後荒廃の中我々の先人たちが、豊かな社会を目指して市民運動の先頭に立つ覚悟をもち、行動に移していったように、今我々も行動していかなければなりません。未来へ紡いでいくために、斬新な発想で失敗を恐れず、困難に立ち向かっていくことこそ今必要ではないかと感じます。
あきたに住み暮らす人々が夢を語り、次世代の人々が笑顔でいられるように、今、我々が新時代を切り拓いていく責任世代として、一歩踏み出そうではありませんか。

情報化社会で生き抜く青少年の育成
近年、情報化が急速に発展したことで、自分の意思に関わらず人々は多くの情報を得ることができるようになりました。その結果として情報に流され、不必要に不安やストレスを抱えてしまうこともあります。また誰もが気軽に情報発信できるこの社会においては、自分が得た情報の真偽について確かめる必要があるにも関わらず、情報を鵜呑みにして行動してしまう危険性もあると私は考えます。これからは、一人ひとりが自分の基軸をもち、あらゆる情報の中で取捨選択をできる判断能力を養い、この情報化社会を生き抜いていく青少年の育成を目指します。

誰一人取り残さない社会の実現
我々秋田青年会議所は、SDGsを推進するために、個々が学び、地域住民一人ひとりに知っていただく運動を展開してきました。この運動をさらに推進し、2030年までに達成を目指すゴールに向かうためには、持続可能な開発目標 SDGs17分野の様々な課題の中で、自分に出来ることを考え、身近な行動を積み重ねていく必要があります。
そして個々人が、日常の生活の中で行動に移すことのできる仕掛け作りこそが、今必要なことだと考えます。
一つひとつの積み重ねが、あきた、日本、そして世界へとつながります。誰一人取り残さない社会の実現を、このあきたの地から目指し、運動を展開します。

会員の研鑽と資質向上
我々は、地域と共に育ち、地域の人々の支えで、住み暮らしています。そして責任世代となった我々は、その地域を牽引し、より豊かで住みやすい、魅力的な地域づくりをしていく義務があると思います。しかし自己の研鑽をしないまま、たとえ誰かのために行動しようと考えても自分の想いを実現することはできないでしょう。
青年会議所は、様々な成長の機会を提供してくれる団体です。青年会議所という学び舎の中で、まずは自己の研鑽をし、会員一人ひとりの資質を向上させる活動を推進します。
そして会員一人ひとりが、他を想う気持ちと力強い信念をもった人財へと成長することを目指します。

会員の拡大
時代の流れと共に、青年会議所の在り方も変化してきております。40歳までという限られた期間における学びの中で、より多くのことを次世代へ紡いでいくために、会員の拡大はもちろんのこと、いかに若い年齢で会員として招くかという点についても、青年会議所として重要視していかなければいけません。入会しなければ出会えなかった魅力ある方たちと、業種も年齢も越えて目的を達成していく貴重な経験は、他では決して経験できることではありません。このことを既に会員である私たちが、経験則から語り伝えていかなければならないのです。
青年会議所の魅力をより多くの青年に伝播し、会員拡大につながるよう努めてまいります。

創立70周年を迎えるにあたり
一般社団法人秋田青年会議所は本年創立70周年を迎えます。これまで数々の運動を展開するにあたり支えていただいた関係各位、先輩諸氏に感謝し、脈々と受け継がれてきた伝統を守りながら、これからの運動指針を地域の方々へ発信してまいります。
そして、責任世代として、個人と行政の間に立ち、様々な課題に対しアンテナをはり議論を重ね、地域コミュニティーの中で信頼される団体になるために、邁進してまいります。

結びに
私が日頃から大切にしている言葉で、
「過去から学び、今日のために生き、 未来に対して希望をもつ。大切なことは、何も疑問を持たない状態に 陥らないことである。」という言葉があります。
いつの時代も困難な壁はあり、一つ一つ、向き合い解決の糸口を模索し、もがきながら秋田青年会議所はあきたをよくしたいという想いを先輩諸氏たちが紡いできました。その想いの先には人財という宝があり、5年後、10年後もきっとなくなりはしないと思います。
創立70周年を迎える本年も、大きな壁を乗り越え未来へ紡ぐために、青年として「英知・勇気・情熱」のもと邁進してまいります。