一般社団法人秋田青年会議所11月例会は「若年女性の定着しやすい環境を考えよう」をテーマに研究発表会とグループディスカッションを実施しました。
その結果を皆様にご紹介させていただきます。
例会実施の理由としましては、あきたでは若年女性の流出が著しいことが問題となりつつあるためです。また、若年女性に関するあきたの抱えている課題を分析し、定着しやすい環境を検討する必要があるためです。
グループディスカッションの結果を集計致しましたところ
あきたでは「自由になる金銭」が多いことをアピールするという意見が多かったです。
この場合の「自由になる金銭」とは可処分所得から基礎支出を引いた額のことを示します。
- 可処分所得=収入-税金-社会保険料
- 基礎支出=食料費+家賃or住居費+水道光熱費
あきたでは都市部と比べて、生活をするために最低限必要な支出(基礎支出)が少ないため、自然と自由になるお金が多いことを、若年女性を含むあきたの若者に周知すべきです。
都道府県の平均年収 ランキング 秋田県44位
可処分所得-基礎支出 ランキング 秋田県19位
自由になる時間が多いのもあきたの特徴です。都市部の会社では通勤時間に1日3時間程度かかる人も多く、その時間的なロスや疲労は大変な損失です。
これからはインターネットやリモートワークを活用し、あきたに住みながら他の地域の仕事をする「地産外商」を積極的に行うべきとの意見もありました。
大消費地との距離が遠いといった地理的ハンデを、克服できるかもしれない5Gに代表される次世代通信技術に期待を寄せています。
例会を終えて、一般社団法人秋田青年会議所では若年女性の定着に資することが、未来を担う青少年の育成やあきたの発展に繋がことを確認致しました。