10月自然環境継承事業を実施しました

10月14日(土)、ジョイナス3F・大研修室にて、自然環境継承事業『楽しく学んで考えよう! 秋田の自然と水から学ぶ自らの行動!』を実施しました。
当日は、秋田県立大学准教授 金澤伸浩氏を講師にお招きし、ゲームや実験等を通して小学生に環境について学んでいただく体験型学習を行いました。


まずは、地球が描かれた大きなボールを使って、地球の海と陸の面積比を調べる実験。みんなで輪になってボールを転がし合い、受け止めた手が海と陸のどちらに触れているかを調べます。たくさんの回数を重ねて集計すると、海と陸の割合がだいたい7:3であることが分かりました。


その後、2Lの大きなシリンダーに満たされた水を地球の全ての水に例えて、「私たち人間がすぐに使うことのできる水」の量をみんなで予想。実は、答えは地球上の全水資源の0.01%。先のシリンダーの例えなら、わずか水滴1滴分にしか過ぎないのです。



水という貴重な資源の貴重さを学んだところで、今度はすごろく遊びの要領で、子供たちには水になりきって旅に出てもらいます。水は海から雲になり、街に降り注いで動植物に取り込まれたり人々に利用されたりして、川からまた海に戻る。そんな大きなサイクルを疑似体験することができたと思います。



最後に、ここまで学んだことを活用して、模造紙にオリジナルの街を描きました。中央に川が流れ、湿地や学校などがあらかじめ配置された白い地図に、グループで話し合いながら住宅や工場、道路などを楽しく描いていきます。「汚れた水を排出する工場が上流にあると危険なので海の近くに建てる」など、子供たちは今日学んだことをしっかり活かして取り組んでいました。

約2時間半のプログラムでしたが、子供たちには最後まで楽しく元気に、集中して臨んでいただくことができました。本日の事業が子供たちにとって、水と自然環境の大切さを考えるきっかけになれば幸いです。ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。